大嶋 大介

Ooshima Daisuke

音楽と本、そして星座が好きと語る大嶋さんは、札幌出身の個性派。パステルカラーが見事に発色する動物画にはファンが多い。およそ自然にはあり得ないピンクの縞模様をもつシマウマや、ブルーとホワイトの毛並で見るものを睨むトラ。ポップでありながら迫力の作風は独特の世界観を持つ。

氏が言うには、『私は、ぼかしなどのいわゆる“技術”が苦手。だから一つ一つの点の質で勝負している。パワータイプの直球で勝負なんです』と優しく笑う。

その笑顔からは想像できない、まさに迫力と思い切った色彩の点描だ。

集中して作品の制作に打ち込み過ぎると、時に持病の発作が起きる。「もっと描きたい」思いを押し殺し、自分を第三者がいたわるように、休憩のためにラジオのスイッチを入れた。

「目標とかなりたいもの、夢なんかもよく聞かれたりします。でもなかなか思いつかないんです。今、目の前の黒紙に点を無数に打つ。(製作構想中の)ライオンのたてがみの表現を考えることが楽しいんです」と氏は語った。

主な作品

トナカイ

アヒル

カササギ

カメレオン

カワセミ

スピックスコノハズク

トナカイ

トラ

マガモ

モズ

シマウマ

トカゲ

花とパステルカラー